ESSAY

ありがとうさようなら

ヒャダインこと前山田健一さん作詞・作曲の「ありがとうさようなら」。

この楽曲はアルバムコンセプトである「終活」をテーマに作って頂きました。

実は面識はなく、「ヒャダイン」と言えば「ももクロ」というほど、ももいろクローバーZの音楽プロデューサーである彼に、何故このテーマで書いてもらったのでしょう・・・・たぶんそれは「ミラクル」を狙ったのだと思います(笑)

また化学反応という刺激を味わってみたくなったのかもしれません。

ジャンルも世代も違うアーティストに「沢田知可子」を料理してもらったら、新しい何かが生まれるかもしれないという期待を正直にお伝えして、その思惑を快く受けて下さったヒャダインさん。完成した歌に驚きました・・・・何故ならあまりにも、普遍的な言葉で牧歌的なメロディーで、ヒャダインというキャラクターをとなりに置いて、前山田健一という人生を見せてくれたような感じが致しました。

化学反応というよりは「ありのままで」向き合える歌だったのです。

実は最初、「俺は死にたくなんかな~い」という激しいロックの楽曲をディレクターに提出されたそうなのですが、さすがにその第一項は私の耳に届きませんでした(笑)ディレクター共々、楽曲作りで葛藤してくれたことに感謝ですね。

完成したこの楽曲をリブレットダンス(手話)と共に歌う事で、また新たなる感覚が身体に染み込んでくるのを感じました。YouTubeでやっとこの歌をお披露目する事ができました。ヒャダインさんも観てくれるといいなぁ・・・。