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MATT&BEN

NYのOff Broadway「MATT&BEN」を翻訳した作品を観劇して参りました。
新宿ミラクルは80人ほどでいっぱいになる小さなお芝居空間ですが、その小ささがかえって芝居の中の住人になってしまうような、役者さんの表情が繊細に伝わってくる最高な空間です。
映画「グット ウィル ハンティング」の脚本家マット・デイモンとベン・アフレックがこの作品で役者としても出演し、アカデミー賞の最優秀オリジナル脚本賞に輝いた実在の二人の物語をコメディーとして舞台化され話題となった作品を、朗読劇「Giftをあなたに」で今年もご一緒する演出家の栗原君が翻訳しました。

NYではこの二人芝居を女性の役者が演じているのですが、今回男性役者ヴァージョンと女性ヴァージョンのダブルキャストで行われるというので、せっかくならば比較して見てみたいと想い、二日にわたって
観劇してみたのです。
役者がかわるとこれほどに解釈が変わるものなんだと想うほど同じ台詞であるにもかかわらず、笑う場所が微妙に変わります。
どちらもそれぞれ個性的でした。

男役者ヴァージョンのマット役をやった西原純さんは
12月の「Giftをあなたに」でご一緒する役者さんなのですが、彼の役者としての腕前をたっぷり味わいながら、役者というその瞬間を精一杯謳歌している瞳の輝きや、オーラや、エネルギーにものすごいパワーをもらったように想います。
日本のオフヴロードウェイが益々盛んになったら素敵だなって想います。
そして、こんな素敵な役者さんたちがもっともっと脚光が浴びる日が来ることを信じています。