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西の魔女が死んだ
映画「西の魔女が死んだ」を観て参りました。
「さよなら、いつかわかること。」「最高の人生の見つけ方」と立て続けて「死」にかかわる映画を観せられました。自分で選択したというより偶然導かれて行くようなそんな感じです。
自分で決めることが苦手が私は、つい薦められるがままに流れている感じが好きです。
旅も映画も食事も本もご縁に身を任せている感じかもしれません。
結局とのところその方がまず失敗もありません。
「西の魔女が死んだ」はスクリーン予告で観てなんとなくいいな・・・って思っていたのですが、素敵なものアドバイザーのビバちゃんが「私のまわりのヒーラーたちがみんなおススメしています」というその一言で即行動でした。
なるほど・・・もう理屈なしに魂が心よりも先に泣くんです。
「そう、そう、そう、そう・・・YES YES YES」って泣くんです。
13歳で登校拒否になった少女がしばらく英国人の祖母の家にあずけられます。おばあちゃんの家は緑に囲まれたまさに自然と共存しているような山の家。
そしておばあちゃんの家系は魔女の血筋だと聞いて、少女もまた自分も魔女になれる血筋と信じて
魔女修行がはじまります。
と、言ってもその修行は早寝早起きだったり、全て自分の意思で決めることだったり・・ごくごく当たり前の日々をちゃんとやること。
一番難しいよね・・・そう思った瞬間同じ台詞を少女は言ってました。
ごくごく当たり前の日々の中で起きる小さな疑問におばあちゃんは魔女の視線で応えて行きます。
本当の魔女になることってきっとこのおばあちゃんのような生き方そのものなんだと思いました。
ずっとずっと本当に魔女になりたいって思ってきた私の魂がこの映画館に連れて行ってくれたとしか思えないほど、運命に導かれるままに向き合っていました。
打ち上げ花火のようなエンターテイメントな映画ではありませんが、ずしんと腑に落ちて、たとえば今日この映画を夫と一緒に観て同じ気持ちで感動しながら
ビールで乾杯して、また思い出しながら泣いている私を「おい、恥ずかしいからここで泣くなよ」と困っている顔を見て幸せだなって思えるこんなささやかなシーンをひっくるめて、出会えてよかった映画です。