BLOG ARCHIVE

永遠のJACKIE

歌うことに自信を与えてくれたコーラスミュージシャンの�橋Jackie香代子さんが舌癌のため59歳になったばかりで天に召されました。

ジャッキーメソッドとも言える、彼女の丁寧で包容力溢れる歌の教え方によって、私は歌手として誇りをもっていられていると思っています。
と、言ってもジャッキーと一緒にコンサートツアーを廻っていた時代はもう十数年も前になります。
随分ご無沙汰していても、沢田のデビュー20周年パーティーには快く歌いに来てくれました。
残念ながらそれ以来会っていませんでした。

彼女の豪快なスマイルはかつての料理の鉄人の鹿賀丈史のごとく、いっぺんに廻りを安心させてしまう魔法がありました。
ステージでも後ろでジャッキーが支えてくれていると思うだけで、気が大きくなりました。
ハーモニーが上手くいってるときの声の波動に全身が震えました。
パワフルで包容力があって、大御所のアーチストであろうが、新人であろうが、素人であろうが・・・歌う歓びを教えてくれる人でした。
全てに平等な笑顔と愛をくれた尊敬すべくコーラスジャッキーは、次なるステージである歌の観音様へと昇天されたのだと思っています。

「ちかちゃんのアーティキュレーションは歌詞を第一に表現することだから、グルーブに乗るとか乗れてないとか気にする必要はありません。
そもそもあなたに16ビートを歌わせること事態が間違っているよね・・」と、前置きがあって、それでもレコーディングしなくちゃいけないのなら、じゃまずはラララでこのメロディー歌ってみようか・・・。と導かれるまま、いつの間にか16ビートを歌えるようにしてくれた人なんです・・・。
これぞジャッキーメソッドです。
歌の礎となるknow-howと、歌う歓びを教えてくれた師匠です。
このカラダに染み込んだジャッキーメソッドを誇りにこれからも精一杯精進して参ります。
どうぞ見守っていてください。
ジャッキー・・・あなたの音楽愛は永遠です。
本当にありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。