故郷に錦を飾らせて頂いた3日間のコンサートが無事に終わりました。
12月5日の大宮はまさにほぼ実家です。
6日の松戸は夫の実家のすぐ近所で7日の和光は埼玉ですから私にとっては故郷の領域となります。

大宮ソニックでは父をはじめバスケットの先輩達が大勢で応援に駆けつけて下さいました。
同級生にも会えました。
親戚もいっぱいで来てくれました。
まさしく授業参観コンサートです・・・笑
でもやっぱり嬉しいものですね。

松戸では叔母や、かつて一緒にステージに立ってくれていた、今はスターダストレビューのキーボード奏者としてサポートメンバーになっている添えちゃんもご家族で応援に来てくれました。
夫の幼なじみは家族ぐるみのお付き合いで、それこそ何十年ぶりかで再会していました。
まるで映画の「ニューシネマパラダイス」を観ているような感覚でした。

「ありのままで」という歌はまさしくこの「ニューシネマパラダイス」のワンシーンを浮かべながら書きました。

難聴の叔母が前から3列目で一生懸命に観てくれている姿に最後はグッときてしまいました。
「もうほとんど聞こえない名からコンサートは遠慮しておくわ・・・」と消極的だった叔母が25周年のお祝いにとわざわざ足を運んでくれたのでした。

そして和光では、懐かしき高校時代の友を想い浮かべながら歌いました。
和光在住であった友と音信不通になってもう何十年も経ってしまいましたが、高校時代に「会いたい」のストーリーそのままの体験をした友人でした。
高校3年の夏休みに海の事故で目の前で亡くなってしまった彼との出来事を夏休み最後の日に聞かされました。待ち合わせした駅のホームで話を聞きながら二人で何時間も泣いた想い出が、「慕情」の歌で走馬燈のように浮かんでいました。

会いたい人、会えない人・・・それでも歌を通じて記憶を辿りながら、あのときの熱い涙や、彼女を親友として大切に思っていた気持ちを噛みしめることができてとても幸せな時間でした。

ただいま～って、言えたコンサートでした。
「おかえり～」って言ってもらえて心から幸せでした。
本当にありがとうございました。