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ありがとうの手紙in扶桑町
下條アトムさんの朗読と沢田知可子の歌でお送りする「ありがとうの手紙」コンサートが愛知県丹羽郡扶桑町文化会館で行われました。
新青森から新幹線で名古屋まで移動して、そこからまた40分くらいタクシーで移動して、青森のホテルを9時に出発して会館に着いたのは16時になってました。「ハワイ行けちゃうね・・・」
前日のリハーサルでは下條アトムさんの朗読と小野澤のピアノ演奏とのコラボを念入りにして、手紙のサイズに合わせての演奏がピタッと合ったときの快感は聴いている私まで嬉しくなります。
今回はほぼ「歌」のみに徹しての参加でしたが、
主役の「手紙」をより一層引き立てる下條アトムさんの朗読を超えた表現力に読むだけでは感じなかったその奥側までが見えてきます。
「役者力」の賜です。
その世界を邪魔しないように歌うという心地良い引き算がまた新鮮でした。
今回は扶桑町で募集した700通近い「ありがとうの手紙」の中から17通の手紙が紹介されました。
そのお一人である60代の女性が2年前に他界したご主人への手紙を書いたのですが、生前ご主人が最後の窯で焼いた犬山焼きの抹茶碗を届けて下さいました。犬山焼きの窯元で6代目であったご主人のその見事なお茶碗は伝統と真心の継承を感じます。
ましてやそのご主人への感謝を綴った奥さまからの手紙ですから・・・涙声になる下條さんの朗読・・
「ありがとう」を歌う私も涙を堪えることができませんでした。
この次生まれる時も、またあなたと出逢いたい。
そんな素敵なセリフ 心で言うもの・・・・。
ありがとう・・・ありがとう・・・
私達の愛の証だと 誇りに想う。
ありがとう・・・ありがとう・・・
あなたと来た しあわせな日々よ・・・
この絆とまた 生まれてみたい・・。
犬山焼きの抹茶碗 大切に使わせて頂きます。
ありがとうございました。