会いたい紀行

宮古島の仲間たち:宮古島のカンカカリャ

カンカカリャの浜川さん
カンカカリャの浜川さん
宮古島のカンカカリャは自宅に祭られた祭壇の前で説きながらトランス状態に入り歌を歌い始めます。
その歌こそが神からのメッセージであり、独特なる沖縄民謡的音階です。それは「てぃんさぐの花」という沖縄のわらべ歌に似ているのだそうです。
宮古島のカンカカリャはある日突然神が憑依して自分の意に反して御嶽巡りをさせられることから気づかされて行くのだそうです。
まさに「神のお告げ」です。
スリランカととても共通するべくは、自然と人間が折り合いをつけながら、自然なるものへの感謝、信仰(アニミズム)が根付いているということです。
自然が守られているところはその精霊たちの澄んだエネルギーをいっぱいに浴びることができます。
そのお陰なのでしょうか、これこそが「浄化」なのかもしれないと感じるほど不思議とあらゆる感覚が研ぎ澄まされるような気が致します。
竜神を祭る御嶽が多い宮古島の人々が熱いのも、その自然霊なる竜神の気質のように思えてなりません。
海風に舞う竜神をかたどる雲を見つけては何度も神聖な気持ちになりました。
こんなにも手を合わせ空に向かって神様に感謝したい気持ちになれるのが本当の意味での宮古島マジックだと思いました。