会いたい紀行

イタリア紀行:トスカーナ

一日半たっぷりフィレンツェを堪能して、翌朝は車をチャーターして、1時間間隔で離れているサンジミニャーノ、シエナと廻り、トスカーナのホテルへと向かいました。
見渡す限りの田園風景は日本に似ていますが、煉瓦造りの家や糸杉が絵画のように美しく整っている光景にはやはり心を惹かれます。

サンジミニャーノサンジミニャーノサンジミニャーノ
そこで偶然のように導かれた教会でのコンサートは、イングランドのヨークシャーからやってきた学生たちの演奏会だったのです。
女学生のソロの歌がそれは素晴らしくて、教会というシチュエーションもあって、魂がぶるぶると震え、涙が止めどなく溢れてきました。
まばらなお客様たちも共鳴したのでしょう・・・人数の何倍もの大きな拍手が教会に響き渡りました。
その拍手の音に感動してさらに大きな拍手となったのです。

なんて素晴らしい時間をここで頂くことができたのでしょう・・・。
やはり音楽の神様が導いてくれたのかもしれません。
この瞬間はっきりと、ここは導かれて来た場所なんだよね・・と実感したのです。

学生達の歌声に癒されながらもタイムリミットが近づいて集合場所へ戻ってみると、姉様達はワインとチーズと生ハムと靴を買い込んで待っていてくれました。
トスカーナ地方はワインや皮が有名なので、靴屋さんやエノテカというワイン専門のお店が沢山あります。私も靴と鞄を買いました。(鞄は革製ではありませんが・・)