ESSAY

花は咲く

コロナ収束を切に願い、早く歌の旅をはじめたい・・・と切に願いながら、実は意外と籠もり生活が楽しくて、少し慣れてきてしまっている今日この頃・・・いかがお過ごしですか。

毎週水曜日の全国コミュニティーFMラジオ「アフタヌーンパラダイス水曜日」の生放送で唯一お家を出ますが、あとはちゃんとSTAY AT HOMEしつつ、この「歌セラピー」を毎週金曜日の20時にYoutubeチャンネルにUPすると決めたことで、またモチベーションが上がっております。

ESSAYも連動させて、より一層親しんで頂きたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今回は「花は咲く」を歌いましたが、この歌は2011年3月11日に起きた東日本大震災の復興支援ソングとして、私も参加させて頂きました。

あの頃は夫の伯父が津波の犠牲となり、いてもたってもいられずに、東北各地を歌の慰問をさせてもらいました。当時、震災復興という言葉にはほど遠い、泣くことも忘れて、その日を生きのびることでやっとだったにも関わらず、皆さん本当に素直に歌を聴いてくださいました。

もうこちらが感極まってしまい、返って励まされる事もあったり、歌のチカラは本当に凄いんだ・・・と痛感しました。

全国各地での歌セラピーライブでは、「東北へ歌のラブレターを送りましょう」と、客席の皆さんと「花は咲く」を大合唱しました。誰かの為に心を込めて歌うというラブレターは、祈りのパワーと同じだと思います。そして歌った方は心が解放されて自然と涙が流れてきます。

この涙こそ、真のセラピーなのです。「思いっきり泣いてスッキリしました!」という言葉が聞きたくて、歌で泣かせて、トークで笑って頂くという目指せ綾小路きみまろ!という気迫で、歌の旅人として何年も歩んで来たのですが、3月からのコロナウィルス自粛でその旅がピタっと止まってしまいました。

しかしピンチはチャンスとはまさにこの事で「文果組Presents沢田知可子の歌セラピー」を始めるきっかけになったのですから、人生って不思議なもんですね~。

いい歌の手話もとても美しいのですが、この「花は咲く」もとても素敵な手話(リブレットダンス)を付けて歌いました。このリブレットダンスを推進されている内田ナナさんにリモートレッスンで習いました。

是非とも沢田知可子オフィシャルYoutubeチャンネルのご登録の応援をよろしくお願い申し上げます。

追伸

ちなみに私の母は岩手県八幡平出身で、私も母の故郷で産声を上げました。父は福島県会津が故郷です。夫の母方の故郷である宮城県岩沼の伯父の家は津波で全てを失いました。当時96歳の伯父の亡骸は仙台空港の滑走路で発見され、今は居住区域から外されてしまいました。