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鶴竜横綱昇進披露宴
土曜日は東京會舘にて井筒部屋の鶴竜横綱昇進披露式が行われまして、その披露宴にてお祝いの「会いたい」を歌わせて頂きました。
思えば、何故にこのようなめでたい席にて「会いたい」なのか・・・私自身も場違いであるのでは・・・とその理由を確認しないではいられませんでした。
井筒親方は現役時代逆鉾として、弟寺尾とともに人気のあった力士さんです。
丁度「会いたい」がブレイクした時期と重なっていた時代です。
現役を引退してからは井筒部屋を先代から継承して、横綱を育てるまでの道のりも大変な苦労であったと思います。
先代親方への感謝を込めて歌ってほしいとの親方からのリクエストに心を込めて歌わせて頂きました。
「会いたい」を歌っている瞬間、不思議と1000人ものお客さまが立食で賑わっている中、しっかりとこちらに視線を送ってくださっていた親方の思いが大きなオーラとなって届きました。
なんとかその想いにおこたえしたい・・・
せっかくお祝いの舞台に立たせて頂いているのだから・・・・なんとかお客様と一丸となりたいというかなり必死な境地で急遽ではありますが国歌斉唱をお願いしましたら、大きな会場に美しい歌声が高い天井へと響いて皆さまの祝福の歌となりました。
安堵・・・。
主役の鶴竜関はモンゴル出身で、童顔の甘いマスクと強さのギャップが魅力的です。
朝青龍、白鳳、日馬富士とモンゴル相撲の勢いは今や日本の国技を支えている昨今ですが、国が違っても国技としての日本相撲に敬意を持って、日々精進してきたスピリッツはもうそこに国境などありません。井筒親方はじめお祝いにかけつけた1,000人もの応援者を見渡しながら、横綱になることの重みを実感する披露宴でした。
立食のお祝い式ですから、それも1000人ものお客様です。そこでステージに注目して頂くというのは本当に至難でございます。
最初のお祝いステージはものまね芸人の神無月さんでした。迫真のものまねオンステージで、舞台袖で見守らせて頂き、一緒に笑いながらもどんどん緊張感が増していきました。
鶴竜関に花束をお渡しするという大役も頂きまして、その横綱オーラを目の当たりにしたのですが
お茶の間で見るあどけないお顔とは違い、それはそれは凜々しいお顔をしていました。
横綱の名に相応しい、さらに強くなるその覚悟を感じました。
これほどの大舞台の主役のお顔です。
横綱パワースポットをいっぱい浴びて参りました。
誠におめでとうございました。
ちなみに親方が現役時代、福岡の稚加榮という明太子でおなじみのお食事処で遭遇したことがあります。逆鉾関と寺尾関と兄弟でお店に入るなりそのオーラの放ちは凄くて、お客さんみんなが釘付けになりました。それでもお声を掛けられる方もなく(オーラがすごくてかけられないのです)お相撲さんのいい香りが記憶に残っております。
香りは記憶にとどまりますよね・・・。
新人プロモーションの最中であった私はそれは嬉しくて、こんなすごい力士に会えるとは・・・これは御利益があるぞ~と勝手に解釈をして興奮したのを覚えています。「逆鉾ちゃ~ん!」と小さく小さく叫んでいました。
一番最初に出逢った力士さんが親方になって、このような素敵な舞台で再会できるとは・・・嗚呼 なんたるご縁でしょう・・・。
感無量でした。