昭島市にある創立70周年を迎えた啓明学園で学園祭にミュージカル「Gift」を公演するというので、本日その公開稽古を観劇させて頂きました。
音楽科の高校3年生だけのミュージカルです。
大学受験と重なりながらも、高校生活最後の学園祭へのモチベーションが高く、本格的なミュージカルへと挑んでいました。
きっかけは昨年早稲田大学の学生達で公演された「Gift」に感銘を受けた啓明学園の柴山先生が生徒さん達に推薦して頂いたそうです。
この学校では毎年「ライオンキング」や「コーラスライン」「オペラ座の怪人」などブロードウェイミュージカルやオペラ「魔笛」「カルメン」と蒼々たる演目に挑んでおり、その中で今年は「Gift」をやろうと選んで頂けたことが嬉しいなと思いました。

ミュージカル「Gift」の音楽をつくらせて頂いてから、
稽古も含め何度も観てきた演目ですが、高校3年生の純真無垢な演技に心を奪われました。
時間もなく受験もかかえながらも、精一杯演じているひたむきさに感動します。
お返しに歌った「Gift」を聴きながら素直に涙を流してくれるその感受性に希望を感じます。

哀しい偶然にもとなりの町で女子高校生が首つり自殺をしたということで、取材して頂けるはずの記者さんが現場に向かい、来られなくなりました。
その知らせに動揺してショックを受けている同じ歳の生徒達・・・。
「Gift」とはまさに尊い命を夢を守るために作られた作品であるだけに、とてもとても残念でなりません。
それゆに、生徒さんたちは本番の学園祭でものすごい気迫で演じてくれることだと信じています。

受験という挑戦もミュージカル「Gift」も順番をつけられないくらいに、人生の大いなるGiftになりますように・・・。