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福島 光のしずく音楽祭
1月30日は第3回 光のしずく音楽祭が福島テルサで行われました。
今回は地元福島在住アーチストであるAVE(エイブ)とJUNI(ユーニー)と絵本作家のあきばたまみさんと共にジョイントコンサートを行いました。
毎年出演してくれているAVEと一緒に歌う歌として、今回は特別な想いを込めて福島の歌を書かせてもらいました。
メロディーは小野澤篤で「あなたと出会えた街だから」という歌をAVEとのデュエットソングとしてお披露目することができました。
今年のAVEはとても説得力が増して、びんびんと心が揺さぶられました。
いいぞ~!AVE~ともにがんばりましょう。
そんな気分で胸一杯に魂が震える瞬間を味わいました。
ギター弾き語りで裸足で歌うシンガーソングライターJUNIも2年ぶりに再会しましたが、20代最後の想いを「もやもや」という歌にして、重心の低い歌声を披露してくれました。
福島の絵本作家あきばたまみさんは「きんばあちゃんの花見山」という実在されたおばあちゃんのお話をファンタジックに書き上げた絵本をスクリーンと共に読み聞かせしてくれました。
地元だけでも1万冊も売り上げている有名な絵本で、ほっこりと心温まるひとときでした。
翌日31日は福島大学付属小学校で全校児童と共に「花は咲く」と「ふるさと」を大合唱しました。
「光のしずく」は合唱部の子ども達と一緒に歌わせてもらいました。
この歌も今月の歌として練習して下さっていて、光のしずく音楽祭のためにポスターを書いてくれたり、嬉しいサプライズでした。
何より感激だったのが、小学4年生の合唱部のれいちゃんという女の子から代表で御礼のことばを頂戴したのですが、体育館いっぱいに響くしっかりした声で「沢田知可子さん 本日は素晴らしい歌声を聞かせて頂きまして、誠にありがとうございまた・・・・。」からはじまり、しっかり2分以上に渡り、紙に書かれた文章もなく、私の目をじっと見つめながらしっかりと述べてくれたのです。
一緒に並んで受け止めていた小野澤もギターの林さんもジーンときながら、私なんぞはれいちゃんがしっかりと語ってくれている真ん前で、もう涙がぽたぽたと落ちっぱなしでした。
後で先生も驚くほど、れいちゃんがはじめて御礼を言いたいと積極的に立候補したのだそうです。
保護者のみなさんからも、紙でも見ながら言っているのだろうと思われるほど、エクセレントな御礼の言葉だったのです。
私の生きてきた歌手という道のりの中で最大級の称賛でした。
小学4年生の小さな女の子がくれた言葉に
全てが報われました。
歌ってきた本当によかった・・・。
歌手になって本当によかった・・・。
ああ・・・彼女のことばを録音しておきたかった。
その余韻に浸りながらいざNHKスタジオパークへ。
夕方17時過ぎから出演させて頂いた人生はドラマティックというコーナーで、またもや涙がちょちょぎれてしまいました。
涙腺が酔いしれて、生放送だというのに我慢できませんでした。
子ども達には歌で泣いていいんだよ・・・って言ってるのに、自分は必死に堪えようとして、やっぱり堪えきれなくて・・・。
今日は最高なご褒美をちょうだいした一日でした。
ふんばってきてよかった・・・