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志の輔らくごinパルコ2012
志の輔さんのパルコ一ヶ月公演に今年も行って参りました。約1万人の人が観ることになるそうです。
ドームや武道館でやれば一回二回ですむことを
一ヶ月かけて観て頂く理由は、そもそもらくごというものが、100人から150人の前でやるもので、
このパルコ劇場でさえらくごには広い空間なんですとおっしゃりながらも、その劇場いっぱいにエネルギーは隅々で行き渡ってしまいます。
今回は3つの演目でした。
毎回思うことなのですが、たった一人しかステージにいない噺の世界がこれほどに心地よく集中し、笑い、ほろっととさせてしまう魔法にかけられてしまう感じがたまらないのです。
私も歌でそんな境地を目指しているわけですが、
私にとってはお勉強会とも言える志の輔らくごは
今年もしっかりと客席を魅了し、心を掴んでおりました。
最後に昨年末に他界された立川談志師匠とのエピソードを話されながら、2007年のパルコ劇場で発表した「歓喜の歌」を普段絶対に褒めてもらったことのない師匠から、「俺が人のらくごを最初から最後まで聴いたのはこれがはじめてだよ」と客席に向かって絶賛されたことが宝となったそうです。
やはりお正月は志の輔らくごでございますね。