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大人の旅路 愛媛
愛媛県松山市の道後温泉からもう少し上がったところに
アンカサホテルというオリエンタルヴィラがありまして、
大人の隠れ家漂う、バリリゾートのような素敵な空間でFM愛媛の公開収録をかねたディナーライブがございました。ホテルでディナーショーと言えば、お食事の後のステージが通常ですが、先にライブを観て頂きまして、その後にホテルのレストランエリアにて、私も参加してのディナータイムとなりました。
これもまた新しいスタイルだな・・・と、歌い終わった私は、調子にのって赤ワインを4杯・・・かなりほろ酔いの状態で、アンカサホテルから車で移動しまして、平野’S Barにて、今度はジャックダニエルのソーダ割をちびりちびりと頂きながらの、マスター平野氏の音楽番組の収録をさせて頂きました。
大人の番組です。
今の収録機材はもの凄い進歩で、ICレコーダーという、昔のウォークマンくらいの大きさにもかかわらず、その音の高感度でBarの雰囲気がしっかりと収録されてしまうのです。
たとえば、海辺のさざ波を拾いながらのウクレレ演奏も録音してすぐ再生してみますと、立派なCDができちゃうほどの性能なのです。
欲しい・・・。ロマンティック・・・。
「その日のライブをBGMにして、酒が呑めるぞ!」
夫婦ライブで夫婦漫才な会話で・・・平野’sBARでは、もう記憶が遠のいておりました。
その日、わざわざ博多からいらして下さっていたヒーリング音楽を制作していらっしゃる、みゆきさんの「天使の羽」のお話に胸がいっぱいになりました。
ご主人を2年前に亡くしたみゆきさんは、毎日毎日泣いて過ごされていたのだそうです。
ある日、涙も枯れてそろそろ前に進まなければと、友人が持ってきてくれた私の「会いたい」を聴く決心がついて、聴いている瞬間、天上からふと羽が落ちてきたそうです。それはきっと幻で、気のせいだろうと想い、心の中で、「もし本当なら、もう一度羽を落としてみて・・・」とお願いすると、またどこからともなくひらりひらりと羽が落ちてきたのだそうです。なんと娘さんは教科書を開くと羽が挟まっていたそうです。
そして私のライブを聴こうと思ってくださったのだそうです。
映画のゴーストのような不思議な出来事がそれからいっぱい起こっているそうです。
みゆきさんの奇跡の日々に「会いたい」がかかわれたことが本当に嬉しいです・・・涙。
翌日は伯方島へと移動しまして、3度目の旅館せとへと向かいました。
介護ホームあすなろへの慰問ライブをさせて頂いたご縁も3回目を迎えてもらいました。
せと旅館の部屋から瀬戸内海の美しい景観が一面に広がり、まるで墨絵の中にいるような、時間が止まってしまったかのごとく、ただただ観ているだけで癒されてゆくのです。
ここは余計なものがない方がいい・・・。
ただここにいるだけで、十分しあわせになります。
しばしの旅気分を満喫して、翌日は介護ホームあすなろへ向かいました。
歌の魔法を信じて、歌の力にあやかって、みんなが健やかなる笑顔で過ごしてくださったやさしい時間。
その笑顔に感無量になる介護士の方や院長先生。
満足気に見守って下さるボランティアのみなさんと、ご家族の方々・・・みんなで音楽を分かち合いました。
愛媛の旅の最後は日本B級グルメ大会でも有名な焼き豚玉子飯を今治で堪能して、松山空港へと向かったのでした。
今回も素敵な大人旅を演出してくださったFM愛媛の和田さんこそが、海辺でウクレレを演奏してくださったロマンティックなプロデューサーです。
その音源が早速mp3で送られてきました。
かっこいいな大人だな・・・。
愛媛を竜宮城にしている方です。
愛媛から帰ると、ちょっとした浦島太郎な私です。