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スリランカ紀行

一足早いMy GW でスリランカへ旅して参りました。
4泊6日で4日間アーユルヴァーダ三昧の旅となりました。
首都コロンボから車で3時間キャンディーという避暑地にあるホテルTREE OF LIFEで滞在しました。
原宿を拠点としたアロマのお店「生活の木」が運営しているホテルなのですが、スタッフは英語も日本語も話せるスリランカ人が数人いてくれるので、とても便利でご安心。
スリランカにいながら、言葉のストレスがありません。
身体に優しい新鮮なセサミオイルを全身にマッサージを施されること1時間。薬草の蒸しサウナに15分入り、最後は薬草バスでゆったりとくつろぎます。
シーロダーラという額にある第三の眼に、とろりとろりと30分近くオイルが流れてくるのですが、夢のまた夢の向こうに誘われてゆくような不思議な感覚になります。これがまさしく瞑想の世界なのかもしれません。
この感覚を味わいたくて、わざわざここまでやって来たんだ・・・・・って感じです。
身も心も腑に落ちるアーユルヴァーダでした。

北海道の3分の2しかないのに、世界遺産が10個以上もある歴史的遺産が多いスリランカ。
中でも圧巻なのがシギリアロックです。
高さ200メールはある巨大な岩山の頂上にかつて王宮を築いた王がいました。1500年も前のことですが、その当時に画かれた壁画はスリランカを代表する芸術として今もなお多くの観光客が訪れます。
地元スリランカの人の入場料は200ルピーで、観光客は3000ルピーという格差がすごいな・・・と想わされる国でもあります。

今回のスリランカは3年ぶりの4度目だったのですが、来る度に進化している国です。
凸凹道は舗装され、サリーという民族衣装を着た女性が圧倒的に少なくなりました。
ジーンズやスカートをはき、今時な若者達が増えて本当に驚きました。
物価もかなり上がりました。
廃車ばかりが普通に走っていたのが、嘘みたいに新車が走っています。
心なしか、その分瞳の輝きが圧倒的に煌めいていたのが、普通な感じになった気がします。
何が変わったのでしょうか・・・。
あの煌めき感が、時代の発達とともに薄れて行くのは世界共通なのでしょうか・・・。
いかに、自然との共存が人の身体にも心にも魂にも影響があるかをスリランカは教えてくれています。

キャンディーから車で1時間ほどにクルネーガラという町があり、そこにSPUTNIK(スプートニク)という社会福祉団体が存在します。
そしてその中にガールズホームという女の子のための児童福祉養護施設が設立されました。
代表で運営されているTBSアナウンサーの秋沢淳子さんとのご縁で、毎年訪問させて戴いています。
今回は18人の6歳から14歳までの少女達に迎えられました。
イギリス、日本からのボランティアスタッフもいて、とても賑やかで明るいホームでした。
アクセサリーやなわとび、クレヨン、女の子が歓びそうなお土産をいっぱい持っていきましたが、一番歓んでくれたのがアクセサリーで、スリランカの子はみんな自己表現が上手で女性らしく、なんだか私よりもずっとずっと仕草が表現者としてすでに持ち合わせているのです。
これはまさしくスリランカというお国柄がそうなのでしょう・・・。
私が一曲歌うと、すぐさま歌と踊りでお返しをくれます。日本の歌、英語でのきらきら星、スリランカの童謡などなど芸達者な子ども達。
「がんばれ~ がんばれ~♪」と「gift」のサビをすぐに覚えて一緒に歌ってくれました。
緊張感がほどけた頃、庭で一緒になわとび遊びをしたら、それはそれはあふれんばかりの笑顔と笑い声。
親元を離れて暮らす寂しい瞳がパッと晴れ渡り、
スリランカの瞳そのものの煌めきを取り戻しました。
嬉しくて、嬉しくて・・・なんだかこのままずっと時間が止まればいいなと想うほど幸せな一時でした。
親のぬくもりを求めて、みんなが身体をすり寄せてきます。
真っ直ぐに向かってきます。
洗濯機がないのは、家にない子どもがここに来るから、もしも帰ったときに戸惑うことがないように・・。
鉛筆を最後まで遣い切るまで新しい鉛筆を与えないのも、物の大切さを味わうため。
炊事洗濯をみんなで手伝うことで、自立した子どもになるように・・・。
バナナを育て、苗木を作り・・・ガールズホームそのものが自立支援の日々を模索していました。
本来ならば親元に帰ることが一番な子ども盛りですが、貧困や、虐待、育児放棄など様々な事情でここへ集まってくる女の子達は賢明に生きていました。

スリランカへ行くたびに生きる力が沸いてきます。
心が充実します。
まだまだ緑豊かな恩恵に肖って、オゾン層が破壊されていない国の紅茶は世界一身体に優しい紅茶ですよ・・って、自慢してました。
本当に美味しゅうございました。
カレーもね。