ジャズというジャンルは私にとってかなり敷居の高い音楽で、ヴォイステクニックやリズムそして英語という高いハードルが待ち受けている障害物競走のような感じがしております。
それでもラジオパーソナリティーの小川もこさんから、
「会いたいをジャズバージョンで歌ってみてよ・・・」というリクエストを頂き、その前にぜひ紹介したいジャズシンガーがいるということでライブを聴かせて頂きご紹介されたのが越智順子さんでした。
輝く太陽のような色のベリーショートヘアに日本人ばなれの華やかな顔立ち、ダイナミックなその存在感はまさにグランディングという言葉がぴったりな女性でした。
抜群の歌の上手さに圧倒されながらもジャズを楽しそうに歌われていることに感動しました。
ジャンル関係なく歌をこよなく愛しいる思いは同じだなって思えたのです。
案の定彼女はとても大らかな笑顔で迎えてくれました。八尾のジャズライブに参加したときは、夜打ち上げを一緒にさせて頂き、酔っ払いの私を優しく包んでくださるような器の大きさを感じました。
なにもかもが大人な凛としたかっこいい女性でした。
そんな越智順子さんの訃報を親友の森川美穂さんがメールで教えてくれました。
美穂ちゃんのライブミュージシャンとが越智さんメンバーと重なっていたというご縁で知ることとなりまし
た。４３歳というあまりにも短い天命でしたが、
新しいお役目のためにさらに高い次元へと旅立ったのだと信じております。
でも、やっぱり同じ世代ゆえに切ないです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。