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つくばエレガンス

震災から1ヶ月・・・未だ行方不明の方が1万人を越すさなかではありますが、それぞれの精一杯なできることが少しずつ形となって、新たなる絆をつないでいるようにも思います。
そんなことを感じさせてもらえた昨日はつくば学園都市にあるカフェレストラン 「エレガンス」で昼、夜とライブをさせて頂きました。
オーナーである順子さんは真っ先に近くの避難所へ300人分ほどの手作り総菜を運んだそうです。
「私にできることは、作ることくらいだから・・・」と、ついには腕に水がたまりながらも、今現在も20人ほどになった避難所に無名で総菜やおつけものなどを届けているそうです。
そんな順子さんは地震の後すぐさま、
「こんなことが起きたからこそ、ちかちゃんの歌は必要なんだからね・・・。4月のライブは絶対やるからね。」と計画停電があろうと、揺るがない思いで
励ましてくださったのでした。

いわきで被災しながらも、なんとかかけつけて下さった、掲示板でもおなじみののだくんの家もひと部屋だけをなんとかかたづけて、電気や水が止められながらも家族で過ごされていたそうです。
「歌に癒され、励まされたい・・・」そんな思いでかけつけて下さったことに胸がいっぱいになります。
その話を、ライブ後にいらしてくれた方々と分かち合いふれあいながら、この時間こそが絆を育てているんだな・・としみじみと思いました。

「花音へ」の歌を名付けたオリジナルマーガレットの花を今回のチャリティーとして持ってきてくださったひろこさんも、被災者の一人でした。
茨城の花工房はめちゃめちゃになってしまったそうですが、それでも負けずにご主人たちと片付けをされて、花たちを守ったそうです。

泣いて笑って、歌って、泣いて・・・私ができる精一杯のライブを届けさせて頂きました。
夜の部が終わって放心状態の中、順子さん、シェフ、スタッフの笑顔と乾杯し、いつのまにか恒例の身内感覚なエレガンスは、すっかり心のふるさとになっていました。
つくばエレガンスは季節の花がいつもあふれていて、
花の天使がいるすばらしい癒しのスポットです。
桜とマーガレットがあっぱれでした。