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ここだよ。

昨年の秋、高校2年生の姪っ子がネットで見つけた舞台のオーディションを受けに京都から中目黒までやってきた。伯母としてというよりも「覗いてみたい」という好奇心が勝って付き添うことになり、そして彼女はその舞台のアンサンブルとして出演が決まってしまった。
さあ、大変!まずは両親への説得と、学校の休学届けと、1ヶ月半も東京でのお稽古をどこでどう過ごすかだ。
弟には悪いが、私はちょっといい加減にも姪の夢を応援する側に立っている。
彼女と一緒にコンサートに立ったのは、さいたま文化センターでまた小学4年くらいだったかな・・・。
「雨の音楽祭」そして「GIFTをあなたへ」というクリスマスの朗読コンサートにも出演してもらった。
原宿よさこい祭りや渋谷区ミュージカル、その他子どもの発表会の延長で毎度祖父や両親も諸手を挙げて応援してきた。
それと今回はわけが違う。
とある劇団の小劇場によるチケット代も3500円のプロの舞台である。
そこへほぼ素人の姪がオーディションで通ってしまったから、親は大慌てで、話し合いは1ヶ月に及び、彼女の強い意志により1ヶ月半の休学もOKで、親は泣く泣く京都から深夜バスへと見送った。
しかし彼女はもう心はすっかり役者のたまごで、我が家から毎日手作りのお弁当をつくって、お稽古へとせっせと通い始めた。コンサートで家を空ける日はかえって嬉しそうに目を輝かせて「大丈夫~」とだけ言って、我ら夫婦を送り出してくれた。
下北沢劇地下リバティーにて1月11日から15日までの「ここだよ。」という舞台。
姪からの「初日のテンションを観てほしい」と、ちょいとませたコトバにつられて、2度も観に行ってしまった。
トラウマという暗い影の役を踊りで表現するシーンもあったりして・・・。
しかしながら初舞台の喜びオーラが「影」の役を邪魔するくらいに溢れてしまっているではないか・・・。
「おいおい・・・うれしいのはわかるが・・汗。」

この「ここだよ。」という舞台の脚本・演出・主演の小池樹里杏さんはなんと22歳で、モデルもされてスレンダーでとてもとてもきれいな役者さんで、オーディションの時に私もお会いしている。
姪は彼女を心底尊敬して、時には樹里杏さんのお弁当まで作って、とにかくこの30人ものカンパニーのために全力で向かっていたと思う。
そして私は時折、朝ご飯を共ににしながら昨日のお稽古はどうだったとか、人間模様を聴きながら、思った以上にちゃんとしていたり、無邪気な感受性の心模様を楽しんで見守った。
そしてミュージカル舞台に憧れている姪が東京に居るうちにとボイストレーニングを受ける機会をお年玉とした。
スポンジのように吸収しながら、この一ヶ月半でものすごい成長をしたと思う。
そして最後の日、
「あのね、アンサンブルの私がね、一番頑張ったで賞を樹里杏さんがくれたんだよ・・・」って、照れながら報告してくれた。
すごいじゃん~!やったね!おめでとう!って、
軽く言ったけどさ・・・君が帰ってあとでたっぷり涙流して喜んだよ。
たった1ヶ月だったけど楽しかった。
そんでもって、姪ロスなのかな・・・急性胃炎になって
一日寝たらまた元気です。
がんばれ! みなみ!