会いたい紀行

イタリア紀行:アッシジ

それでも朝5時にはパッと目が覚めて、なんと健康的な旅なんでしょうか。
しっかり朝食をとり、アッシジへと車で向かいました。

以前ある霊能者の方から夫がかつて前世でアッシジに居たはずだと言われてから、ずっと気になっていた場所へとついに行くことができたのす。
夢なのか前世の記憶なのかわからないけれど、見たことがある風景を探しに行きました。
姉様達からは「どうせ、どこかの教会の下っ端だったんじゃないの~」とからかわれながら、「なんか感じる?早く想い出しなさいよ~~!」とプレッシャーを与えられながらも夫はマイペースでじっくり見渡して、回り回って、心を研ぎ澄ましながら、アッシジタイムを噛みしめておりましたが・・・結局は見つけることはできませんでした。

小さな奇跡
それでもアッシジのドゥオモを出てから、1分も経たないうちににわか雨に足止めされて、真ん前のレストランへと駆け込みましたら、ちょうどタイミング良く5人座れるテーブルだけが空いたのです。
これぞ小さな奇跡です。
「もうちょっとここに居なさいよ・・・って、歓迎のシャワーよ~。オノザワさんもやっぱりそこそこの位にいた人だったんじゃない~」と、からかい半分ですが、みんながオノザワ氏を見直した瞬間でもありました。
そして雨のアッシジはとても美しい光景でした。

そのレストランはケーキ屋さんと併設されており、ドルチェが人気でした。
これまたおかしな偶然の間違いだったのですが、ふうこさんがラム肉の料理を頼んだつもりが、スポンジケーキをラム酒につけこんだサバランという大きなケーキがテーブルへと運ばれてきたのです。
「イタリア語って、難しいわね~」って、笑いながらもこの勘違いなケーキを頂くことになったのですが、これがまた美味いのなんの・・・
超激うまじゃない~!
ラム肉とラム酒の間違いをみんな散々馬鹿にしておきながらも、廻りを気にせず飛びつくように回し食いとなったのでした・・・・我ら from JAPAN。
「ちょっと~アタシのお陰でしょう~」と、一番年上で一番乙女なふうこさんのかわいい勘違いの賜でした。忘れられない味の一つです。

そして食後はエスプレッソで胃を鎮めるのがイタリア流。
ミルクの入ったカフェマキアートは朝だけなんですって・・・私は胃が弱いもんで・・・ミルク入れたいっす・・・葛藤しながらもここは一つ大人の修学旅行ということで、えす、えす、エスプレッソで一つ・・・お願いします。