ESSAY

ココロとカラダに優しいチカラめし #5

喜多方ラーメン
今年も喜多方へ帰って来られました。高速道路の河東という辺りを喜多方へ向かって左側の車窓からこんもりと小さな丘の上に御先祖様の墓地が見えます。先日の大雪で辺り一面パノラマの雪景色。右側には壮大な会津磐梯山がそびえています。全てが絵なるTHE 会津…ただいま。
東日本大震災への鎮魂と希望を歌に込めて始まった澤田知可子Friendship Concert は4回目を迎えました。
今年はゲストは中西保志さん。
開演時間が早めなので前日乗りで、夕飯は必ずカランドリエというデミソースが抜群の洋食屋さんへと御一行様直行します。夫は迷わずカツレツデミソース!と速攻で頼みます。デミソースですからハンバーグを頼む方、私はチキンデミソース…皆デミソースやん(笑)
そうなるとホワイトソースをシェアしようと海老グラタン、シーフードパスタも頼んで下さいました。中西保志さんは「こういう街の洋食屋さん好きなんだよな…」としみじみと味わってくれました。
翌日が本番ですからゲストの中西保志さんや長谷川友二さんはノンアルコールビール。私も夫も明日に備えてハイボールを2杯で留めておきましたとさ。
本番当日のリハーサル前には「はせ川」のみそラーメン、半熟玉子トッピング。オススメは醤油ラーメンで長めのチャーシューがとろける柔らかさなんですが、私はもやしと細かい焼豚が乗ってる味噌に心を奪われるのです。そして夫の醤油スープをすすりながら、二種類のスープを堪能するのでした。喜多方には酒蔵もたくさんありまして、日本酒好きには魅力的なお酒が味わえるのですが、今回の打ち上げは「日南」という200種類の焼酎、日本酒が壁一面に鎮座する蔵居酒屋に連れて行って頂きました。松坂豚とレタスのしゃぶしゃぶで疲労回復。白波のちょっといいクラスのボトルがあれよあれよとなくなりました。もちろん私だけではございませんが、気心知れたスタッフとの打ち上げは笑いっぱなしの時間旅行です。翌朝も心地よい疲労感はありますが、それもコンサートの余韻で嬉しいのです。それにしても昨日の中西保志さん圧巻でした。東日本大震災はの追悼と命についてのお話しに胸が熱くなりました。本当にありがとうございました。喜多方チカラ飯ラストは喜多方ラーメンの殿堂入り、「喜一」へと向かいます。醤油ラーメンの品格を感じる濃過ぎない透明感。長谷川友二さんは見事にスープも飲み干していました。それ程に丁度いいのです。FM喜多方の小田切社長のおすすめはご飯を頂いて、スープをかけて少し焼豚をのせてお茶漬けのようにすするのです。夫も頼んで一口頂きましたが、円やかで絶品でした。嗚呼 喜多方チカラ飯万歳!「喜一」は土日がお休みなのですが、この味をFM喜多方のHPから購入可能です。特に冬のお歳暮時期になると焼豚も付いてるのでオススメです。かつてある一件で心が折れそうな冬の日、この喜一ラーメンセットが我が家に届きまして、直ぐに夫が作ってくれました。あの時の美味しさ、人の温かさが沁みて涙が出ました。捨てる神あれば拾う神あり…傷んだ心の五臓六腑を癒して励ましてくれたチカラ飯、喜一のラーメンに心から感謝を込めて、、、ご馳走様でした。