ESSAY

ココロとカラダに優しいチカラめし #37

ランタン50周年

神泉のライブハウス、ランタン50周年のお祝いライブはギター長谷川友二さん、小野澤篤と共にたっぷり2時間お付き合い頂きました。この日は「すっぽんドリンク」がチカラをくれました。オーナーの小川武さんにはじめて聴いて頂いたカセットのデモテープの中から40年前の「瞳の中に」を1コーラス流して下さったのですが、もう恥ずかしく、照れくさく、荒削りの歌声は1コーラスで充分に時間旅行できました。まさに走馬灯の如くスタートラインに立たされた感じがしました。当時としては珍しい12インチシングルという、アルバムサイズのシングル盤に3曲収録したデビューでした。「恋人と呼ばせて」「瞳の中」「Remember 」と久しぶりの楽曲でしたが、月日の流れと共にこの年齢で歌うとまた新鮮で、楽しいチャレンジでした。長谷川友二さんのガットギターで歌う「オリビアを聴きながら」は格別で、ふとバスケの先輩が微笑みかけて、何年経っても色褪せない名曲に感極まりました。節目で里帰りライブをさせて頂きながら、父の傘寿のお祝いもランタンでした。俺に「My Way 」を歌わせてという父の願いを小野澤篤の生演奏で叶ったのも懐かしいです。今回はランタン50周年ということもあり、常連のお客様にどうしても澤田知可子を届けたいという小川さんの想い、そしていつも揺るがない応援を下さるチカージョ、チカーオも駆けつけて下さって、どれほど心強かったことか。本当に感謝の想いでいっぱいです。ありがとうございました。打ち上げは小川武劇場となり、愛あるダメ出しも含めて、まだまだ伸びしろ、一生学びのリスタートとなりました。40年前の私は夢と希望に溢れランタンへとデモテープを持って夢の扉を開けました。

あの日の無謀なちかちゃん!

あの日の勇気、ありがとう!