ESSAY

ココロとカラダに優しいチカラめし #29

八幡平市市政20周年
「知可子に故郷に錦を飾らせてやりたい人この指止まれ!」言い出しっぺのテツさんの指に止まった、月子さん、昭子さん、幸子さんのお陰で故郷に錦コンサートが叶ったのは2004年、まだ安代町の時でした。安代婦人会の4人を以来安代四天王と名付けました。母の実家は花輪線の荒屋新町駅の裏手にあり、澤田の家には今も叔父夫妻が暮らしています。数年前まではりんどうを栽培していたそうです。2005年からは町が合併して八幡平市が誕生しました。市政10周年記念コンサートでは祖母がステージに上がり、民謡を歌い出しました。朗々と気持ちよさそうに歌うその姿はDNAの濃さを実感しました今は亡き祖母の歌好きを受け継いで市政20周年記念コンサートに再び錦を飾らせていただきました。佐々木市長の情熱は八幡平市の未来へ大きな希望を持たせてくれる志しを実践されており、安代りんどう栽培にチカラを注ぎ、アフリカにも畑を持ちヨーロッパへとマーケットを拡大して「安代りんどう」のブランディングに成功しています。また八幡平市は全寮制のインターナショナルスクールを誘致して、子供たちのコミュニティを盛んに拡げているのにも天晴れです。東京での打ち合わせに市長ご本人がお越し頂き、2時間もお話しが盛り上がり、その熱量で私と小野澤は「りんどうの花」を書き上げました。
8月30日は700人以上の市民や他県からのお客様もチカーオ、チカージョもお集まり頂き大盛況でした。前日には安代四天王との会食も叶いました。子供のころからお付き合いのある親戚の久子姉さんは会場を後にするお客様の楽しかった…という感想を聞きながら嬉しくて涙が出たと言ってくれました。まさしく故郷に錦を飾らせてもらえたコンサート。会場いっぱいに大合唱した「故郷」では感情が溢れて涙が止まりませんでした。
ギターは10周年の時もご一緒したエバラ健太さん。安定の素晴らしい演奏&コーラスでサポートして頂きました。さあ、今回のチカラ飯は二日目の八幡平市市政20周年記念式典で「国歌独唱」と小中学生と共に合唱した「八幡平市市民歌」という大役をあとに盛岡駅へと移動して、心待ちにしていた焼き肉へと向かいました。盛岡在住の久子姉さんファミリーと共に親戚話しに花が咲きました。大好きだった久子姉さんの母アサ伯母さんは、私の祖父の妹さんになるのですが、それはそれは面白い伯母さんで、姉と私が子供のときに一番最初に御神酒だから大丈夫だと、くいくい姉が御神酒を飲んでしまい、酔っ払ってしまいまして、それ以来御神酒の伯母さんと呼んでいましたが、99歳で大往生されまして、コンサートで頂きましたりんどうの花束をお渡しして、焼き肉とハイボールで献杯させて頂きました。御神酒の伯母さんも喜んでくれたかな…