ESSAY
ココロとカラダに優しいチカラめし #23
スリランカその2
お陰様で一週間のスリランカの旅から帰って体重を測りましたら、なんと100g痩せてました(笑) 前回は朝食カレーやエッグホッパーをご紹介しましたが、今回は日本大使館でのおもてなしエピソードです。日本大使館で笑顔いっぱいに出迎えて下さった磯俣大使は「私もほぼ会いたい世代です」と、フランクな心配りにすぐさま安堵して、ウェルカムドリンクでいきなりハイボールを頼む私。空気読みなさいよ…と横目の夫も「ではわたしも同じものを」とちゃっかり夫婦です。島田歌穂さん似の美しいご夫人もライムグリーンのドレスでお迎えして頂いて、自分のカジュアルさに少し引け目を感じつつも、とても温かくて、終始和やかな会食となりました。日本人シェフによる懐石料理は異国でいただける付加価値もあり、格別な味わいです。日本語とITを学べるNLBTI大学のクマーラ学長の日本語はウィッキーさんと重なるほどとても流暢で、そんなクマーラ学長が大使に投げかけた課題はスリランカの世界遺産等公共施設のトイレを日本のように美しくなって欲しいという、トイレ問題でした。敢えてトイレの話題を取り上げるクマーラ学長の切実な思いに感銘を受けました。日本のトイレは素晴らしいのです。ウォシュレットは当たり前になり、トイレットペーパーも当たり前に常備されておりますが、スリランカはそうは行きません。学校においてもトイレットペーパーがないのも当たり前。なんと紙は日本の10倍も高いのです。貴重なトイレットペーパー。その思いからクマーラ学長はスリランカ版「トイレの神様」の歌を発信したいと力説されたのでした。日本のトイレバンザイ! その間もコース料理は次から次へと運ばれて、素晴らしいお話を伺いながら全部食べるのは至難のわざでした。あーもったない…片付けられるまだ途中のお料理を何気に目が追いかけます。せめて白ワインは飲み干したい…と執着は半端なく、心の葛藤にあとで反省しました。何が言いたいか…兎に角 ザ・大使館のお料理は半端なく贅沢で美味しいのです。「ザ・ご馳走」「おもてなし」ここは日本食の極みを発信している場所なのです。大使曰く「私達がいつもこのような美味しいものを頂いていると思わないで下さいね…特別な時だけですよ」とまたまたスマイルキラーな磯俣大使。そして最後はちゃんとマスターシェフがご挨拶に出てきて下さいました。40代でとてもお若くて、これからいろいろな国の日本大使館を巡りながら、日本食の素晴らしさを振る舞って行くのでしょう。遠い異国であろうと、日本食のために集める食料品は空輸もされるほど、こだわりもあるようです。おもてなしのために馳せるからこその大事な会食となりました。「心からご馳走様でした」そして、スリランカと言えばアーユルヴェーダが有名ですが、エステというよりは医療としてのアーユルヴェーダ施設を予約して下さいまして、翌日の盆踊り本番前に施術して頂きました。実は何を隠そう右の肩が上がらない立派な五十肩でして、寝返りもできないほどで、いつか二週間くらいアーユルヴェーダ施設に入院してみたいです。きっと身も心も魂も元氣になる事でしょう。
次回もスリランカその3 お楽しみに!