ESSAY
ココロとカラダに優しいチカラめし #2
ココロとカラダに優しいチカラめし
#2 〜台湾珍道中チカラめし〜
生まれて2回目の台湾旅行へ行ってきました。
昨年の6月はじめて台湾へ行った時はあまりの暑さに有名な夜市は一回で挫けましたが、その一回目で食べたイカ一尾にキュウリと大根のスティックを刺して、まるごとカリッと揚げたイカのフリッターが美味しすぎて、また行ってしまいました。
劇団三つ星キッチンを主催しており、シンガーソングライターとしても活動し、シャンソン歌手でもあり、新橋でスナックも経営するマルチな友人、KAZZはいつも台湾で衣裳を作っているという事で、食と衣裳つくりが旅の目的でした。私達は夫婦揃って誰かに甘えて旅をする臆病ものなのでKAZZはそれはそれは頼もしい存在です。そこに今回は台湾マッサージに魅せられて資格までとってしまったピアノアーティストのミカチェンコという強力な台湾通と4人の旅となりました。
前回観光らしきことをしなかった事もあり、九份と十份、台中の彩虹村(ツァイホンジュエンツン)や宮原眼科(アイスクリームが美味しかった)などにも足をのばしました。台湾のプロふたりが満を持して推薦してくれたTHE台湾の朝飯、華山市場の2Fにある阜杭豆漿(フー ハンドウ ジャン)というお店の
鹹豆漿 シエンドウジャン(台湾豆乳スープ)
小エビやザーサイ、青ねぎ。そこに温めた豆乳を入れ、切った揚げパンを乗せたもの。
薄餅夾蛋(ポーピンジャーダン)窯で焼いたパンに葱を刻んだ卵焼きを挟んだもの。
この朝飯こそが台湾チカラめしでした。
注文はKAZZに任せて、我らは席取り係。大行列を30分待ってやっと店に入れたら100席満席のお席が空くのをジッと探します・・・それは獲物を捕らえようとジッと目を細めるライオンの如く。4人座れるテーブルが空いた瞬間、すかさず突っ走り獲物捕らえる私。「4人席確保!」と満足気な私に「朝ごはんはスポーツ!」と笑い転げるミカチェンコ。
何でも笑いにする4人台湾の旅。
食べるために街を歩き、食べるための足ツボマッサージ。食べた後のヘアスカルプスパ。そして
また食べに向かう夜市。もちろん飲茶、火鍋は美味しかったに決まっているのですが、リピーター台湾になるほど美味しかったが食べるラー油。ナッツクランチガーリックソースとも言い、
カボチャの種やカシューナッツやら、胡麻やピーナッツetc台湾の香辛料がとても香りが良くて
ラーメンでも卵焼きでもお肉でも何にかけてもこれがあれば我が家は台湾になるのです。
購入したのは古き良き町並みとお洒落な現代文化が融合した台北の問屋街、迪化街(ディーホアジェ)の 你好我好(ニーハオ ウォーハオ)という日本人の青木由香さんという方がプロデュースされたセンスの良いわくわくするお土産雑貨のお店でした。
笑いがたえない珍メンバーの話題はこの街で何を食べたら痩せるかという振りに、KAZZは人生で一番Dietを頑張ったのが中学3年の時で、ブランド服を着て修学旅行へ行きたい一心ではじめたという、当時一世を風靡した女子プロレスラーのマッハ文朱さんの「ハトムギDiet」。
この本をバイブルのごとく5回も熟読しながら3ヶ月ハトムギを食べて運動して20キロも痩せたというのです。まさに乾物問屋の街ディーホアジェでハトムギを買って帰るしかないと盛り上がりました。ミカチェンコはその場でマッハさんの本ポチり、私も帰国後すぐさまハトムギと白米を一対2で炊きました。意外と美味しく炊けました。詳細はAmazonでマッハさんの本注文します。
前回購入して大活躍しているシナモンスティックは50本で200元(ほぼ千円)。香りは自律神経も良く、毛細血管が伸びて、糖尿にも良いということらしく、1日一本を使い回して(汗)珈琲、紅茶、ハーブティー、ほうじ茶にも入れて飲んでおります。
旅の途中、九份で小野澤が財布をすられるというハプニングがあり、台北松山警察署に被害届けを出しに行きましたが、外国人の我らにとても親切に対応して頂き1時間ほどで手続きが終わりました。それでもそんな時はやっぱり日本食が食べたくなり、心強いKAZZの旧友がやってる日本居酒屋があるというのでそこへ行き、三岳のお湯割りで身も心も癒やされました。
お刺身も美味しかったな〜。
今回3カ所めぐった台湾の夜市ではどこもお酒がないので、手前のコンビニでレモンサワーのロング缶を購入してから、賑やかな夜市へと突入して行きます。2月の台湾はさすがに寒くてお酒が進みませんでした。季節って大事ですね・・・。ちなみに魯肉飯(ルーローハン)はもう当たり前に一日一回はサイドメニューで食べてましたが、コラーゲンたっぷりで肌は嬉しいほどつるんとしてました。おそるべし ルーローハ〜〜〜ん!
次回は小田原チカラめしです!!!