ESSAY

ココロとカラダに優しいチカラめし #55

天皇誕生日のお祝いの恩恵の3連休では和歌山県有田市箕島男女共同参画主催の歌セラピーコンサートが行われました。先月和歌山で企業100周年記念式典をされた橋爪御夫妻にアテンドして頂き有田へと向かいました。「ありだ」と濁音がつくのをはじめて知りました。ありだみかんと読めていましたか?子どもの頃からずっとありたみかんと思いこんでいた有田みかんの段ボール。昔からみかんは箱買いでしたよね。手が黄色くなるくらいこたつにみかんな昭和を支えてくれた有田です。かつて箕島高校と言えば甲子園では常連の野球強豪時代もあり、有田市はオイルとみかんと太刀魚で野球男子を育んでこられたのでしょう。お弁当に入っていた太刀魚の西京焼きが柔らかで甘くて美味しかったです。歌の旅芸人としてのあるあるなのですが、電車の乗り継ぎで時間が空いてしまうという、その時間をどう活かすか!というのも旅の醍醐味でございます。和歌山へ向かう前日は新大阪でくろしおへの待ち時間が50分もあり、おやつにフルーツフレンチトーストなるものを二人で分かち合いました。いちご、キウイ、バナナ、パイナップル、オレンジと生クリームがどっとフレンチトーストの上に飾られて、ビジュアルが美しいのなんの。新大阪新幹線からJRへの乗り換えの所にあるカフェのセンスの良さに感動しました。かなり迷ったのがカキフライが3個ものせてあるデミソースのオムライスというのが魅力的でした。フライNo1 がカキフライな私にとってこの2択で小野澤と「どうするどうする?」と迷いましたが、まだ1530分という微妙な時間で諦めました。このメニューを決める瞬間というのは緊張しますね。そして本番当日はコンサート、サイン会と終演後からくろしお号に乗るまで、これまた箕島の無人駅で50分待ち。近くにコンビニがなくわざわざ有田のスタッフの方がお酒類とおつまみを差し入れて下さいました。遠路応援に来て下さいましたチカージョ達と同じくろしお号という事で、ホームのベンチで軽く打ち上げとなりました。いただきもののビールやハイボールを交換して、ししゃものフライもお裾分けして頂き、無人駅の青空ベンチで臨時ファンの集いとなりました。本当にご馳走様でした。さて、先週はリハーサルが続きまして、アラフォーと中西保志さんとのジョイントとこれから続きます。そんな東京へと出向いた足で岩崎宏美さん邸へとお邪魔するご縁を賜りました。KAZZは昨年一緒に台湾にも同行してくれたアーティスト仲間なのですが、彼は岩崎宏美さんと50年来のお付き合い。子供の時にファンクラブに入っており、KAZZがデビューする頃はミュージカルレミゼラブルで共演も果たし、今や親戚よりも宏美さんを心身ケアされている岩崎宏美さんの子分です。「子分」としか言いようがないです。師弟関係の尊敬の距離感が見事なんです。KAZZのお陰で私ら夫婦も宏美鍋に御唱和させて頂きました。宏美さんを一言で表すならば「男前」。女々しいのは大嫌い。「サバっサバっバッサリ」とオノマトペの音が聞こてきます。己にもストイックで、シャンパンを注いで下さいまして、ご自身のは1杯を半分残す程度で、あとは私と夫が飲み干してしまいました。KAZZは車なのでノンアルコールビール。私はお宅訪問の際、私達もノンアルコールで全く問題ありませんと宣言していたのにです。「飲むでしょ!」の眼力に思わず「はい」と頷きました。KAZZのお陰で和やかな雰囲気の中、岩崎宏美さんを間近に凛としてご活躍されているそのオーラは自宅に居ても隠せるものではありません。幸福とパワーをいただきながら私も歌手として益々頑張るぞ~と小野澤と心あらたなほろ酔い新幹線酒場となりました。 また飲むんかい。