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青春のロシア・アヴァンギャルド

渋谷Bunnkamuraザ・ミュージアムで「青春のロシア・アヴァンギャルド」が展示されております。
シャガールがパリに亡命する以前までの作品に出会いました。
「え?シャガールって、ロシアの方だったの・・・?」
その素朴な質問こそ、ロシア芸術と社会主義革命直前の時代背景が作品に大いにあらわれていたように思いました。

マルク・シャガールのキュビズムは今もなお現役画家である叔父の作品が私が子供のころに見ていた作風と重なりとても身近に感じました。
そしてカジミール・マレーヴィチ の黒い十字架というスプレマティズムのコンポジションという作品がまさに
ロシア革命以前のアヴァンギャルドと呼ばれた作品の代表作でもあると思います。
ロシアがアヴァンギャルド・・・・。
その昔中学生だった時代。
その3年間、なぜか音楽の授業はロシア民謡ばかりを歌わされていました。
大陸的マイナーな旋律は、どの曲も美しくも切なく
アヴァンギャルドとはほど遠い旋律を歌っていたと思います。
社会的抑制の影でアーチスト達はより自由に、創造していたという証が、エネルギーがここありました。