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長崎の歌

長崎の時津にある建設会社10周年記念パーティーで、お祝いの歌を歌わせて頂きました。
建設業界では驚くほど若い社長さんが一代で築き上げた会社の10年・・・私の10周年と比べたら、遙かに豪勢なパーティーでした。
この世に誕生した日が、最愛の母を亡くす日になってしまった彼の人生をずっと守ってくれていたのも母の愛だったのかもしれません。
母の眼差しで歌を歌いたくなる人です。
そんな想いに賛同してくださる方達の計らいで、
原爆ホームへの慰問も叶いました。
2年前に訪れたときの感動がまたすぐに蘇ってきました。
お顔を覚えている方も最前列に座って下さったいました。
「長崎の鐘」をぜひみんなで歌いたいという想いが、
伝わったのか、さすがにみなさんは歌詞も見ないで
ちゃんと歌ってくださいました。
窓の外は嵐のような雨と風が吹き荒れる中、それはそれは穏やかな時間でした。
今回はテレビモニターで違う部屋からもそのライブを中継してくださいまして、全館の方達に挨拶もして廻りました。
痴呆やパーキンソン病で、表情が変わらない方も
歌を聴きながら涙を流された方が多かったというのは、音楽療法の力を益々確信した瞬間です。

華やかな会場でお酒も沢山入ったパーティーであっても、原爆ホームであっても、歌に魂を寄せて下さる時間の鎮まりが同じであったのが今回の大きな感動でした。
まさに今を生きるための鎮魂歌を歌う歓びに心から感謝したいと想います。

雨降って地固まる長崎のごほうびは、翌日のゴルフコンペでは信じられないほどの晴天に恵まれ、
新ペリアで最大ハンデ36で、43名中なんと3位になってしまいました。ニアピン賞まで獲得し、ただひたすら運の強い一日でした。
ごほうび・・・それはなんて素晴らしいことだま。