３月１１日の東日本大震災で犠牲になられた命に謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

その日は熊本のコンサートのためのリハーサルをしていた最中、体験したことのない地震を東京でも実感しました。こんな怖い瞬間に独りでいる親がすぐさま浮かびました。もうすでに電話は不通となり、身内の安堵がわかるまでの動揺はみな同じであったと想います。
夫も私も東北に親戚がいるため、心ここにあらずで、何も手につかない状態になりました。Twitterをくまなくみながら、役に立たないリツィートで多々迷惑もかけてしまいました。
「私は何をやっているんだろう・・・この役立たず」と自分を責めてみたりで・・・凹みっぱなしじゃいられないと思いきや、熊本コンサートの中止。山梨、松戸、つくばと自粛することが決まりました。

それでも長崎のアラフォーコンサートは勇気をもって決行しようと、辛島美登里さん、中西保志さん、杉山清貴さんとともに１４日、長崎公会堂でコンサートを行いました。
勇気をもって足を運んでくださったお客様も８割近く、
せめてこの時間は音楽で心をおちつけてもらおうと、
一丸となってのコンサートになりました。

辛島さんと歌った「ハナミズキ」に、そして「会いたい」に鎮魂の想いを込めて・・・・。

父の同窓生たちが３０数人で応援にかけつけてくださいました。生きるチカラに溢れている７０代のパワーにしばし甘えながら、あらたに希望もいっぱいもらえた長崎のコンサートとなりました。

合掌