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相老の旅

11日は飛騨市文化交流センターでのアコースティックコンサート。翌12日は京都グランドプリンスホテルに於いて高島屋京都主催のお得意様感謝ディナーショーで、辛島美登里さんとのジョイントさせて頂いて参りました。

その前の「GIFTをあなたに」の公演のおつかれさんを込めて、飛騨温泉へ前乗りし、京都の翌日は鞍馬山へ登り英気を養うべく旅路となりました。

「日本のルーツ飛騨」という絵本のようなわかりやすそうな本を旅館の売店で購入しまして、その本を早速読んでみますっていと~~なんと飛騨は古代の中心地であったというお話。
「古事記」の神話が歴史的事実が元となって創られており、そして「飛騨に伝わる口碑」を実地調査して史実として明らかにされたものを簡単にまとめた
大人にも子供にも読みやすい本であったわけです。
これがまたとても興味深く、温泉につかっちゃ~読み、つかっちゃ~読みして、すっかり古代へ時間旅行してしまいました。

飛騨古川駅にすぐ近い飛騨文化交流センターは、佇まいといいその敷地内にも芸術があふれており、
町の誇りと文化を垣間見ることができます。
凍てつく冬を乗り切った春祭りへの想いはじける
古川やんちゃと言われる1500人の裸男が激突する「起こし太鼓」と趣のある「屋台の曳き揃え」は圧巻だそうです・・・血が騒ぎますな~~。
古代中心地であったというプライドが根付いているのでしょうね・・・。
「さるぼぼ」という顔のない赤い人形が名物だそうで、
お土産にストラップを購入しました。

いざ、京都へコンサートが終わってタクシーでの移動でしたが、まさに高天の原から京の都へと古事記にある「天孫降臨」の道のりを高速道路でびゅ~んと走りいざ、鞍馬にほど近いグランドプリンスホテルへ。
鞍馬山に遺された泉式部が書いた和歌にニニギノ命に振られたコノハナサクヤヒメの姉にあたるお姫様の悲恋の歌が遺されており、古代時空を超えた旅路は飛騨から続いているようでした。

辛島美登里さんはさらに多忙で共に2ステージを終え、翌日は神戸で2回公演でその翌日はレコーディングと聴き・・・さすがに打ち上げのお誘いはできずに、美登里さんのマネージャーさんだけをお誘いして
京都の夜でほろ酔いました。お疲れ様でした。

レイキヒーリング発祥の地である鞍馬山に登ったのは二度目ですが、8回登ってはじめて大願成就なのだそうです・・・あと6回か・・。

そこに夫婦杉と呼ばれる樹齢1500年ほどのつがいの樹があり、「相生の樹」と名付けられており・・・
そして「相生」を「相老」とも書かれており。
この「相老」という言霊になんだか胸がいっぱいになりました。
ともに生きて老いて参りましょう・・・と願い、それだけで本当に幸せなことだと実感し、私達はまさに「相老の旅路」を歩んでいるのだということを噛みしめて・・・嬉しくなって、ついつい歩き過ぎてしまい・・・・本日かなり筋肉痛です。
挙げ句の果てには、風邪までちょうだいして・・。
嗚呼現実の世界へと帰って参りました。