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流れる雲よ

パーソナリティーの小川もこさんが出演されてるお芝居で今年で14年目を迎えた「流れる雲よ」を観劇させて頂きました。

鹿児島の特攻基地を舞台とした終戦間近の昭和20年の夏の物語です。

「時を越え 翼になりて 君を守らん」
特攻へ向かう前に残した隊員の俳句が物語るように、ほんの68年前に日本が戦争をしていたという事実を歴史の教科書では語りきれない想いをこのお芝居は毎年リニューアルしながらも伝え続けてくれています。
演じる側の使命感に賛同したリピーター達の多いこと・・・。
私のその一人でありたいと思っています。
「使命」・・・命を使うというこの言葉も舞台では大切なキーワードでした。

今年は「海」「風」「空」の3つのチームができるほど、演者が増えて益々パワーアップされており、
私は「海」チームを観劇させて頂きましたが、全てに出演されているもこさんいわく、チームが変わると時間も間も全てが変わって、おんなじ台詞でありながらこうも変わるか・・・というくらいそれぞれに色があるそうです。見比べてみたいな~。

前日に観た映画リンカーンも戦争の映画でした。
どの時代にも世界のどこかで戦争が起きてきたのですね・・・南北戦争が終結して、使わなくなった武器は幕末の日本へと向かったのですね・・・。
「八重の桜」へとつながって行くのです。

「日本は今 いい国ですか?」
という昭和20年の特攻隊員からの問いかけに、私は胸をはって、「はい!」・・・と言えるような生き方をしたいと、この想いを忘れないためにも「流れる雲よ」を観させてもらっているんだなって思うのでした。
愛の使命として・・・。