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歌姫ものがたり 本日発売!

2月25日発売  沢田知可子の新しいアルバム
「歌姫ものがたり」

デビュー20周年「花心」から1年半ぶりのアルバムは
歌姫たちの名曲をカバーさせて頂きました。
歌って、踊れて、美しい21世紀の歌姫たちは数多いですが、今回はアラフォー世代に響く名曲を意識しての選曲となりました。

ちあきなおみさんの「喝采」歌わせて頂いたのは、今の私にとても必要な出会いだったように思います。

森昌子さんの「越冬つばめ」がポルトガルのファドのようなサウンドに乗ったらめちゃめちゃかっこいいだろうな~と、想像したら夢がいっぱい広がりました。

ソングライターのエナジーを感じるものもありました。
一青さんの「ハナミズキ」はその行間に込められた
想いが深くて、切なくて、何度歌っても泣けてきました。
大好きなさだまさしさんがどんな想いで山口百恵さんに書いたのかなと想像するだけで、わくわくした「秋桜」
バスケット部の亡くなった先輩が一番好きな歌だった
「オリビアを聴きながら」

人生のターニングポイントで観た映画「THE ROSE」は歌手としてスタートした頃に、心の振り子を大きく揺り動かして生きて行くことの素晴らしさを教えてくれました。そのバイブルとも言える名曲を日本のアニメ映画「思い出ぽろぽろ」で都はるみさんが日本語バージョンで歌われていたのには、ある意味大きなショックを受けました。私が歌いたかった・・・なんて、
図々しくも思ったものです(笑)
高畑勲監督の日本語詞「愛は花、君はその種子」と邦題にされた言霊の素晴らしさを噛みしめて歌わせて頂きました。

ユーミンの世界は何を聴いても、青春の時間旅行ができます。そんな中でも「海を見ていた午後」は、実はハイファイセットのアルバムを山手線を2周するほどずっとずっと聴いていたかった中の一曲です。
19歳の頃、打ちひしがれてがれていた心を治療してくれた音楽です。

辛島美登里さんの「サイレント・イヴ」は、私とは全く違う女性像が浮かんで参ります。私にない女らしさとでもいいましょうか・・・これがまた小悪魔なんです。
歌手に徹して歌う醍醐味とも申しますか、女優になった気分で歌ってます。
「サイレント・イヴ」もドラマ主題歌でしたが、小林明子さんの「恋いにおちて」も忘れることのできない不倫の代名詞にもなった歌ですが、不倫と言えば沢田のデビュー曲「恋人と呼ばせて」もとても影響をうけている時代だったと思います。あっこさんはデビュー当時、事務所の先輩でもありまして、この歌を上手に歌えなかった当時の私のリベンジなんです。やはり体育会系な血がさわぐんですね・・・(笑)

森高千里さんの「雨」を歌わせて頂きましたが、「私がおばさんになっても」ではタイムリー過ぎますので、こちらにしてみたのですが、当時は森高さんのおみあしが気になって歌に集中できなかったのですが、あらためて名曲だと思いました。あっぱれ。

さて、歌姫たちの讃歌としてカヴァーした歌の総まとめのごとく、歌姫の人生を歌にしたいと作って頂いたのが「歌姫ものがたり」オリジナルソングです。
8分あります。
長いようで短い人生のように、この8分はあまりにあっという間な8分になっております。

そして今回はファドサウンドを意識して、クラシック、ショーロとガットギターの匠 田嶌道生さんにすべてを委ねました。
素晴らしい音色に包まれて、幸せなアルバムができました。幸せを感じて泣けちゃうって感じてもらいたい
、泣けるアルバムになっております。
こうなったら自画自賛です。
絶対オススメっす!

何卒聴いて頂けますように・・・・。