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春の音楽祭 旅立ち

さいたま市文化センター主催で行われた「春の音楽祭~旅立ち~」が昨日無事に終了しました。

どうなることやらと・・・不安たっぷりでした。
私には正直大きすぎるホールです。
この2000人のキャバシティーを埋める人間力がほしいとつくづく思います。
それでもなんとか会場いっぱいの大きな拍手を空席の分まで担って頂いたお客様に心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。

41人の子どもダンサーであるプチキャンディーズ達は最後の「空を見上げてごらん」で感無量になって泣きながら舞い、歌ってくれました。
城南中学校合唱団の女生徒たちの素直な天使の歌声で奏でたアンジェラ・アキさんの手紙では胸がいっぱいになりました。
合唱団とプチキャンディーズとのコラボレーションで歌った「桜の栞」もとっても可愛らしかったです。
この振り付け、ご指導を5ヶ月におよんで担ってくださったモダンバレエの藤井かおり先生とクラシックバレエの山本教子先生は日本のバレエ会でもとても有名なお二人で、私もこの5年のお付き合いの中ではじめて知ったのですが、とても優秀なバレエダンサー達を何人も育て上げているのだそうです。
そんな素晴らしい指導者とのご縁でこの音楽祭は成り立っていたのです。
ものすごくありがたいことだったのですね・・・。

そしてさいたまエイサー隊とちゅらねーねーのみなさんとのコラボ「さいたまの宝」は楽しかったな。
4歳と6歳の男の子が大人に混じってエイサー隊として一緒に舞ってくれたんですが、当然のごとくお客様の視線はその二人に集中してしまうわけです。
かなり可愛い反則ワザです。
居るだけで釘付けなわけですから・・・。
ステップも合わないのがまたずるいくらいに可愛いわけで・・・。ビバ!ちびっこ!
「月の歌薬」を一生懸命舞ってくれているその勇壮に泣きそうになりました。

今は何もわからなくていい・・・。
いつか大きくなってこの体験がカラダの奥底に感覚として残っていてくれたら本望なんです。
「本番」というお客様を目の前にして舞う、喜びと緊張を全身全霊で感じてくれていたと思います。
前日のゲネプロでは、本番さながらのオープニングの瞬間に、興奮のあまり鼻血をだしてしまった子どもがいました。
それくらい怖くて、ドキドキしていたのです。
将来舞台の仕事につきたいと進路を語ってくれた子どももいました。
「夢」を持つことが難しい時代に「夢」を本気で語り合える大人でいたいと、夢見る夢子のまんま歳をとってしまった夢人ですが、そんな私もついに子ども達とステージに立ちながら、「今の私って、きっと園長先生みたいなんだろうな~」って、子ども達とのギャップを実感してしまいました。

現実を見ろ~!っていう自分と夢見がちな自分が交互に現れて、魂が揺さぶられっぱなしな音楽祭でした。

それでもものすごい達成感を味わうわけで、この達成感がたまらなく幸せホルモンが分泌される瞬間でして、だからやめられないんですね。
また夢見ちゃうんだよな~これが・・・。

さ、また次なるコンサートへ向けてメラメラと燃えて参りました。
4月のライブも精一杯楽しんで頂ける内容を企てておりますので、何卒お友達を強引にでもお誘い合わせの上、応援にお越し頂けますよう、心よりお願い申し上げます。
なにとぞ~~~~!!!!