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密陽

韓国映画の「密陽」をDVDで観ました。
密陽は実際に韓国にある地名で、事故で突然他界した夫の故郷であることから、ソウルという大都会から遠く離れたその地で新境地を開こうと母子が密陽へ引越しをします。
ピアノ教師をしながらごく普通の暮らしがはじまりますが、都会からやってきた母子には小さなギャップやストレスを感じながらもその日々の中、事件が起こってゆきます。
彼女が救いを求めたのは宗教でした。
しかし・・・・・そこからの展開が大きな話題と賛否両論を生む結末へと向かうのですが・・・。

素晴らしい映画であることに間違いなく・・・が、しかし
Happy END 好きな私にはそれはとても考えさせられるものであり、たくさんの教訓や試練がありました。

私を棚に上げて言わせてもらいます。
正義とは、皆都合の良き言葉の暴力です。
正しい義など元々誰も決められないと思うのです。
良かれと思う行動に、落とし穴が隠れているのです。
しかし、その穴こそ気づきの穴、「成長の穴」です。
ストンとどん底へ落とされてこそ、そのどん底の音が
聴こえた瞬間、そこから這い上がった時の新しい確実なるステージに立てるのです。
背を向けることなく、悲観することなくこの現実という
地図をもう少し視野を広げて見てみるのです。
引いて見てみるのです。
何が正しいのか・・・義なのか・・・。
その答えの敗北を認めたときこそ、大いなる成長なのではないかと・・・・・・おいら思ったんだべさ。
韓国は直球で勝負っす。 星野ジャパンな気分す。