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大人の修学旅行in沖縄

今年の大人の修学旅行は沖縄八社巡りと久高島でのブーブー治療というのを体験しました。
那覇空港に到着すると、早速大きな虹に迎えられてこのミラクルツアーは始まりました。
沖縄に行くたびに「お導き」としか言いようのない不思議なご縁に恵まれます。

なんと来年2017年の6月に「第二回奥武山 大琉球神楽」の「平和の使者」として出演させて頂くことが決まりました。
「平和の使者」に選ばれたのも沖宮の宮司である上地一郎さんが神のお告げで決めましたと、半分笑って半分真顔でおっしゃるわけです。私にとってこの大役が務まるのかとても不安な中、沖縄の神人(かみんちゅ)から「沖縄八社をご挨拶回りするといいさ」とアドバイスをされたのがきっかけとなりまして、大琉球神楽の打ち合わせを兼ねて夫とマネージャーと共に社員旅行となりました。琉球の神様に「どうかお力を貸してください。」と神頼みプロモーションとなったわけです。旅のお供に「龍使い」になれる本という本を羽田空港で見つけまして、龍は「成長と発展」を望み、ものすごいスピードで後押しをしてくれるそうで、龍と仲良くなって願いを叶えることを「龍使い」と呼ぶそうです。そんなスピリチュアルな本も参考にして、沖縄のマブヤー(魂)の友であり、竜宮のお姫様のような存在のさとみさんにすべてのアテンドを委ねました。

初日は琉球八社の一つである沖宮で大琉球神楽のスタッフの皆様と打ち合わせとなりました。
神楽の総指揮をされる宮司の上地一郎さんが神おろしをしながら内容が決まるという摩訶不思議な会議なのですが、沖縄の演者の皆さんはとても慣れていらして、神おろしやマブヤーの話など当たり前の世界で、誰もそれを疑う人がいないのが、実に沖縄の人(ウチナーンチュ)らしく、もうワクワクするほど素晴らしい神楽になるべく決起集会となったのでした。
来年6月第4日曜はぜひともツアーを組んで応援にいらしてくださいませ。

旅二日目からはいよいよ沖縄八社巡り。
波上宮、沖宮、普天間宮、安里(あさと)八幡宮、天久宮(あめくぐう)、識名宮(しきなぐう)、末吉宮、金武宮(きんぐう)と朝10時から出発して夕食前までドライブを楽しみながら、エネルギーがみなぎるような充実した1日となりました。
旅三日目はさらにパラーアップを祈願して、ユタさんにガイドして頂きながら糸満市の白銀堂、沖縄の薬師寺と言われる屋部寺、沖縄成田山、奥武山の護国神社、そして首里城と5箇所を巡りました。二日間で13箇所も参拝するにあたり、さとみさんが可愛い花柄のがま口に10円玉を千円分両替して用意してくれましたが、これもまた沖縄流で30円ずつを拝所に丁寧に置いて行くという、考えてみれば随分とリーズナブルな参拝であったと思います。

このきめ細やかなさとみさんのお心配りがこの旅を最高な気持ちにさせてくれるわけです。
旅四日目は夫婦で船で久高島へと渡りました。ブーブー治療というカッピングで背中に圧をかける治療で丸く赤い跡が何十個もできました。「とにかく痛い」という前情報でしたが、イタ気持ち良く感じられた私はなんと40年に一人という健康体なんだそうです。「え?この腰痛持ち、アレルギーで、便秘で更年期ホットフラッシュに悩まされている私がですか?」と思うのですが、内臓はちゃんと毒素を外に出す力があるからこそ、しっしんができるということらしいのです。

夫は「出~た~出~た~毒素~♪」と端で歌いたくなるほど、すこぶる痛かったみたいです。
一回で完治するのは難しいことですが、それでもとても元気になったので、ぜひ再びチャレンジしたいと思います。
久高島のブーブー治療は「大人の民宿 momoや」という民宿もやっており、治療を施してくださった西銘さんは建築家でもあり、ゼロ磁場を作ろうとして実家を改築されたそうです。

西銘さんは命に関わる大病をされたのですが、このブーブー治療に出会うことで元気になり、そして霊能力が強くなったそうなのです。
そもそも神人(かみんちゅ)、ユタと呼ばれる霊能力を持った方はカンダーリという神がかり状態になり、病気となって現れたり、痛みを伴うほどの体験をさせられます。

拝所巡りをガイドしてくれたユタの久美子さんは乳がんで余命二ヶ月と言われた時期にこのカンダーリを受け入れて、なんとがん細胞が消えてしまい、それから霊能力がさらに強くなったそうです。
そして久高島の西銘さんは「今回の拝所巡りを完璧な状態と言えるほど私たちに必要な場所でしたね」と言ってくれて、「それは8箇所は白鍵、5箇所は黒鍵でピアノの鍵盤を意味しますから、これから益々音楽活動に活かされて行くことでしょう」とさらに素敵なアドバイスも頂戴して、胸がいっぱいになりました。またお二人とも不吉な言葉は絶対に使わないのが嬉しいのです。
宿泊のつもり渡った久高島なのでせっかくだから自転車で一周しようと、貸自転車で漕ぎ出したら、坂道でもないようなそしてアスファルトでない白いあぜ道はとても走りやすく、あれ?これ降ってます?と言わんばかりにペダルがあまりにも軽いのです。先端まであっという間に到着して折り返すとあれ?行きはよいよい帰りも良いという感じで、またまたペダルが軽くというか、
帰りも坂道というほど電動自転車みたいに軽いのです。

樹齢何百年という大きながじゅまるの樹に向かって「がじゅまる先輩 こんにちわ~!」って挨拶したのがよかったのかな? とにかく自転車漕ぎ漕ぎがじゅまる先輩や名前のわからない野草に向かって挨拶すると黒アゲハがどんどん飛んできてくれて、久高島じゅうがスピリチャルスポットになってました。自転車を返して宿に到着した途端に今度はものすごいスコールが降って、間一髪で逃れたりして。ただ台風12号が近づいているということで宿泊を断念して最終航の17時の船で沖縄本土へと戻りました。再びさとみさんに甘えて迎えに来ていただいた港には大きな虹がかかっており、龍の本には「虹」は龍が見せてくれる瑞兆そのもので現実に嬉しい変化を起こしてくれるサインだと書かれておりました。この偶然や嫌な顔一つ見せずに迎えに来てくれたさとみさんの笑顔がまさに嬉しいご褒美でした。

帰りの日は金武(きん)にある「がらまんじゃく」という沖縄薬膳のフルコースを頂きました。
健康長寿定食という沖縄らしい命の薬そのものでした。
旅の締めには霊能力の強い、神人(カミンチュ)の瞳さんにお会いして、さらに瞳さんが覚悟して請け負ったという保育所の子供たちに歌を歌ってきました。

2歳児から学童の小学生まで20名ほどの子供達に「月の歌薬」を歌ってみたら、みんなおとなしく、どちらかというとポカンと驚きの眼差しでじっと私を見つめてくれて、内心「どうだ~13箇所もパワースポット巡ってきたんじゃ~」とほぼ怪物になっていたかもしれません。
誰も泣かなくてよかったです。そんなわけで充実した大人の修学旅行は来年の「奥武山 大琉球神楽」へ向けて大切な種を蒔いてきたように思います。デビュー30周年に向けても邁進すべくパワー注入の旅になりました。