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古志の火まつり

新潟県長岡市の山古志で行われた火まつりで野外ライブをさせて頂きました。
長岡駅から車30分ほど走ると世界で一番の積雪量とも言われている4メートル以上の雪の壁が見えてきました。
雪の壁を更に越えて火祭りイベント会場が拡がり、
日本一のさいの神と言われる高さ25メートルもあるかやの円錐が現れました。

イベント会場では野外ステージ、雪中闘牛大会、雪上車の試乗、なんと可愛いアルパカもいて、4000人ほどの人々が集まったイベントとなっていました。

中越地震による被害が一番大きかった山古志の復活を実感するほどの盛り上がりで、地元の実行委員の方々がとても輝いていました。
さいの神の点灯には今年成人を迎えた4人の男子が雪の中上半身裸に足袋という出で立ちでたいまつを持って登場し、一人一人が口上を述べて、勇ましくも神々しい点灯式となりました。
点灯を終えた瞬間の4人の若者たちが、その達成感に興奮してハイタッチを交わしている中に、私も思わず興奮して、頂いたばかり日本酒を紙コップに並々ついで振る舞いました。
みんなで「いぇーい!!!」な達成感でした。

さいの神が炎で燃え上がるさまは、まるで昇り龍があらわれたかのようで、同時に花火も打ち上がり、幻想的で、血が騒ぐほどの熱さに圧倒されました。
その燃え上がる炎を見守りながら、今年もいっぱい歌のご縁がありますように・・・と願いを込めました。
五穀豊穣の祈りを込めて、はじまったこのお祭りだったそうですが、日本一、世界一を誇る豪雪地帯へ沢山の方に体験して欲しいという想いから、
日本一のさいの神を作ることになったそうです。

中越地震で長岡市内の仮設住宅に村民が全員仮設住宅から出るまで一緒に仮設での避難生活をされた当時の長嶋村長も今は国会議員となられましたが、この古志の火祭りには格別なる想いがあるそうで、ご挨拶に来場されていました。
今は長岡市となった山古志です。

「空を見上げてごらん」を歌いながら、感動を噛みしめました。
古志の火祭り 感動しました。