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印南町 被爆ピアノコンサート

和歌山県印南町にある印南町体育センターにて行われた被爆ピアノコンサートが11月9日に行われました。関西空港から車で1時間のところで、カエル大橋というカエルがシンボルの町でした。
実は我が家もカエルが溢れておりまして、なんだか親しみのあるカエル君たちが所々に迎えてくれておりました。

その印南町の体育センターがコンサート会場となり、広島で被爆したピアノを使用してのコンサートでした。
会場には地元の小学校の5,6年生と4つの中学校の生徒たちとその保護者のみなさんや一般の方とが体育館いっぱいに集まってくださいました。
被爆ピアノクラシックコンサート、中学生たちの合唱、そして沢田のライブと続きました。

65年も前に被爆したアップライトのピアノはその音色もしっかりとしており、たぶん一目見ただけでは本当に被爆したのか見分けがつかないかもしれません。
ピアノに寄り添うように千羽鶴が飾られ、体育館には当時の核爆弾の模型を中学生たちが工作されたものも展示しておりました。
授業の一環として戦争の歴史を学ぶ大切な時間なのだと想います。
戦争の話はそれぞれの立場が変われば、伝わり方もかわります。
女性の視点で書かれた終戦直後の永瀬清子さんの「美しい国」をピンと張り詰めた空気の中、子供たちも生徒たちもしっかりと受け止めてくれました。
子供たちが完全に理解してくれたかはわかりませんが、ライブとはその気迫やエネルギーを受け止めてもらうことなんだなと実感します。

命の尊さをメッセージすることを教えてくれたのは「会いたい」という歌です。
CDサイン会のときにお母さんから頼まれたであろう小学生の男の子がサインにならんでくれて、
どの歌がよかった・・・?とちらっとたずねてみましたら・・・・「会いたかった」
それ、AKBじゃない・・?とは言いませんでした。