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ライブサーキットin下関、大分

春分の連休は下関BILLIE・大分BLICK BLOCKのライブハウスサーキットの旅でした。
どちらもJAZZ が似合う素敵な大人の空間です。

下関BILLIEでのこれから出演されるアーチストをみるとご一緒させて頂いてきた方ばかりで、とても嬉しい気持ちになりました。
池田聡さん、杉山清貴さんのジョイントとか、つのだ☆ひろさんとフライドプライドのギタリスト横田さんなど、とても興味深いコラボレーションばかりでした。
「沢田さんもBILLIEのクリスマスのためにコラボライブやってよ~」と店長の千登勢嬢からリクエストを頂戴しまして・・・また今年も下関に行けるぞ~って嬉しくなってしまいました。

翌日は特急で小倉から大分へと移動して、西大分のシーサイドにレトロなレンガ倉庫をライブハウスにしたBLICK BLOCKでライブが行われました。
日曜日の午後3時からのライブでしたが、きっと絶対に夜が似合うエリアです。
すぐ目の前の港に停泊していた「はっぴーふらわー」とひらがなで書かれていた豪華なフェリーも圧巻で、橫浜の煉瓦倉庫をエリアのような素敵な場所でした。

下関から大分へ移動する朝に母から電話はあり、祖母の訃報を聞きました。
99歳の白寿を迎えたばかりの祖母が大往生でした。
昨年放送された「キズナのちから」の番組でも安比温泉ホテルのロビーコンサートで1番前で歌を聞いてくれていた祖母です。私が歌うたびに「うまいっうまいっ!」と合いの手を入れるのがプロ級でした。もう孫だということもほぼわからなくなっていたにもかかわらず、歌の力は本当にすごいと思います。
あの日が今生のお別れとなってしまいました。

祖母は昔っから歌が大好きで、夏の盆踊り祭りでは祖母がやぐらの上で歌って、みんなが踊っているという光景が子供の頃に焼き付いているほど、歌が上手でした。
母はそんな祖母をいつも「恥ずかしい・・・」と嘆いていましたが、私は「おばあちゃん、カッチョイイ~」と祖母を誇らしげに見ていました。
そのDNAを思い切り受け継いで歌手になった私なのだとつくづく思うわけです。
盛岡のコンサートの時、客席から祖母をステージに上げて民謡を歌ってもらったことがあります。
拍手喝采を頂いて、堂々としていた祖母はただもんじゃないなと思ったものです。
そんな暑苦しい祖母と私を母はきらっていました・・・たぶん心の奥底で焼き餅をやいているんだと思うことにしていた私・・。
元気いっぱいだったおばあちゃん!
長い人生ほんとうにお疲れ様でした。
歌のDNAをありがとうございました。
これからも大切に歌わせて頂きますからね・・・合掌