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ドライブ

久しぶりに買い換えた新車で仙台までドライブして参りました。
夫の叔母を親戚のお家までお連れする目的でしたが、
せっかくなら温泉に宿泊しましょうということになり、
秋保温泉へと足をのばしました。

叔母にとってのおじさんは90歳。
70代の姪っ子はいくつになっても姪っ子で、親戚との会話はいくつになっても幼子に戻ってしまうものです。
その会話はまた時間旅行へと旅立ち、おいつかないほど遠い時代へとさかのぼって行くのですが、道なき道がすっかり舗装され村が町へとかわり、そして自分でも驚くほど歳を重ねてしまっており、歩くことさえままならぬお年寄りになっていたわけですが、当事者からしてみれば、好きでこんな年寄りになってしまったわけじゃない。
気持ちはいつも若いと想っていたのに・・・と、老いて言うことを利かない自分の身体を嘆き笑うその顔のしわがなんとも切なくもあり、誇りにも感じました。
別れるときは、もう会えないかもしれないという
今生の別れのごとくいつまでもお互いの手を握りしめて、見送られることの切なさで胸がちくちくと痛んだ
叔母の故郷訪問でした。

秋保温泉はアレルギー体質な私にジャストフィットな素晴らしい温泉でした。